
カスタムオーダーの魅力。それは何と言っても自分好みの1着を作れること。
しかし、初めての方にとってはカスタム内容が複雑に感じられ、どれを選んだら良いか迷ってしまうのも事実。
現に、【Lewis Leathers】のカスタムでは、ベースとなるモデル、革の種類、シルエットなど、多数の項目があります。
そこで、こちらでは項目ごとの違いや、カスタム例など、写真付きでご説明させて頂きます。
▼モデル別の紹介
こちらでは、ベースとなる形、つまりモデルについてご説明させて頂きます。
【Lewis Leathers】には数多くのモデルが存在がしますが、その中で代表モデルと言われている4型に焦点を当てていきます。

LIGHTNING(ライトニング)

Cyclone(サイクロン)

DOMINATOR(ドミネーター)

CORSAIR(コルセア)
大きく分けると、「ダブル」と「シングル」になりますが、両モデルでデザインが微妙に異なります。
その違いについては写真で比較して頂くとして、こちらでは着用した時の”無骨さ”が高い順にモデルを並べていきます。
↓
LIGHTNING > Cyclone > DOMINATOR > CORSAIR
あくまで個人的な見解になりますが、どのモデルにするか悩んだ際は、是非ご参考ください。
ちなみに『LIGHTNING』に関しては、さらに2種類のモデルが存在します。
通称、『391 LIGHTNING』と『402 LIGHTNING』。

フロント

バック
なぜ『LIGHTNING』に2種類のモデルが存在するのかについては割愛させて頂いて、こちらでは『402 LIGHTNING』の特徴をご説明します。
『402 LIGHTNING』は両サイドのダブルストラップが後方に向かって付けられていて、ジップエンドにスナップボタンが加えらています。
そのため、フロントから見た際、シンプルな印象になります。
こちらに関しては、お好みでお選び頂ければと思います。
モデル別のご紹介は以上となりますが、こちらで挙げた4型以外でもオーダーは可能ですので、ご要望の際はお問い合わせください。
▼革の種類
【Lewis Leathers】をオーダーする際、最も悩んでしまう項目が”革の種類”です。
選べる革は、カウハイド(牛革)、ホースハイド(馬革)、シープスキン(羊革)の3種類。
こちらでは、革ごとの特性をご紹介していきます。
カウハイド(牛革)

カウハイドとは、生後2年を経過したメスの牛の皮を指します。
【Lewis Leathers】では、厳選されたカウハイドのみを採用しているため、革質は非常に分厚くて、柔らかいのが特徴。
また、繊維が多いので耐久性が高く、ズシリとした重量感があります。
鞣(なめ)しには、”クロム鞣し”という製法を用いており、水濡れに強い。
総評としては、適度な柔軟性と高い強度が魅力と言えるでしょう。
ちなみに、カウハイドは2016年6月~2017年9月までの間、上質な牛革の調達が困難になり廃番となっていました。
現在、生産こそ可能になったものの、その希少性は依然高く、他の革に比べて金額が¥27,500(税込)アップします。
ホースハイド(馬革)

独特な光沢と、パリッとした質感が特徴的なホースハイド。
一般的には重く硬い印象がありますが、【Lewis Leathers】で採用されているホースハイドは比較的軽くて柔らかい。
また、着込むほどに深みのある皺(しわ)が入ってくるので、3種類の革のうち、最もヴィンテージ感が出やすいと言えます。
そして、豊富なカラー展開からオーダーすることが可能なのも、ホースハイドの魅力の1つです(カラーレザーに関する詳細は後述します)。
ちなみに、ホースハイドは【Lewis Leathers】の黄金期と言われる60年代に最も多く使用されていたそうです。
シープスキン(羊革)

シープスキンの特徴は、何と言っても軽くて柔らかい、これに尽きます。
そのため、着やすさの面では間違いなくトップです。
そして、【Lewis Leathers】で採用されているシープスキンは”ベジタブルタンニン鞣(なめ)し”を施しているので、ヴィンテージ加工のような独特の風合いが楽しめる。
しかし、他2つの革と比較すると、レザー自体の強度は多少落ちます。
従って、バイク乗り用というより、街着をメインとした着用がお勧めです。
また、ホースハイドほどの展開はありませんが、カラーレザーを選べるのも利点の1つです。
最後に、あくまで主観とはなりますが、各項目ごとに革の比較をしてみました。
■重さ
カウハイド > ホースハイド > シープスキン
■着やすさ
シープスキン > カウハイド > ホースハイド
■強度
カウハイド > ホースハイド > シープスキン
■硬さ
ホースハイド > カウハイド > シープスキン
以上となります。
革の種類に悩んだ際は、ぜひご参考ください。
▼シルエットの選択
【Lewis Leathers】には、2つのシルエットが存在します。
それは、『レギュラー』と『タイトフィット』です。
名称通り、『タイトフィット』の方が全体的にタイト目な作りになっています。
まずは、比較写真をご覧ください。

着用スタッフ:177cm 64kg / 着用モデル:402 LIGHTNING / 着用サイズ:36
上の写真では、同じスタッフが同サイズを着用していますが、違いが一目瞭然です。
大きな違いは、『レギュラー』に比べて『タイトフィット』の方が、肩幅が狭い、身幅が細い、袖幅が細いというところ。
そのほか、細かな違いについては、各商品ページ内に掲載されている、サイズ(採寸)情報をご覧ください。
レザージャケットを着る上でサイズ感は非常に重要なので、どちらのシルエットにするか悩まれると思いますが、当店では8割くらいのお客様が『タイトフィット』をオーダーしています。
本来、【Lewis Leathers】のシルエットは『レギュラー』のみの展開でしたが、より現代的で、ファッション性の高いシルエットとして登場したのが『タイトフィット』です。
そのため、特別な理由がない限りは『タイトフィット』をお選び頂くことをお勧めします。
以下に、シルエットをお選び頂く上での特徴を記載しますので、こちらもぜひご参考ください。
■レギュラー = バイク乗り用をメインとした着用,シルエットよりも着やすさを重視,肩・腕周りが筋肉質な方
■タイトフィット = 街着をメインとした着用,タイトなシルエットで着たい,細身~普通体形の方
当オンラインストアに掲載されている"カスタムオーダー専用ページ"は、『タイトフィット』が標準となっています。
そのため、『レギュラー』をご希望される際は、ご注文手続き時の備考欄に「レギュラータイプを希望」とご記入お願い致します。
▼豊富なカラー展開
「▼革の種類」の項目でも少し触れましが、【Lewis Leathers】ではカラーレザーをオーダーすることも可能です。
ですが、ご選択いただく革によって選べるカラーが異なりますので、こちらでは革ごとのカラー展開をご紹介します。
まずはじめに、現在、カウハイドに関してはブラックのみしかオーダーできません。
革の供給が復活したとは言え、まだまだ安定していない状況です。
今後、供給不可能な状態を防ぐためにも、メーカーではカラーレザーのオーダーを一時休止しています。
あらかじめご了承くださいませ。
ホースハイド(馬革)

シープスキン(羊革)

以上が、革ごとのカラー展開です。
なお、カラーレザーをオーダーする際は、全カラー共通で+3,300円(税込)が発生致します。
ほとんどの方が、1着目はブラックでオーダー頂きます。2着目をご検討中の方や、人と違ったカラーがお好きな方はカラーレザーをお選びいただくケースが多いようです。
※選択できるカラーは予告なく増減することがございます。あらかじめご了承くださいませ。
▼ディテールの仕様
上記でご紹介した項目以外に、ディテールの仕様もお選び頂けます。
以下をご確認くださいませ。
レザーパッチ形状

標準はオーバルパッチとなります。金額に差異はございません。
ライニング(裏地)

スコティッシュタータンチェックは+12,100円(税込)が発生致します。
※カウハイドはスコティッシュタータンチェックをお選びすることが出来ません。
ジッパーテープ

※カウハイドのジッパーテープはブラックしかお選び頂けません。
以上が、【Lewis Leathers】のカスタムオーダーで選択可能な項目です。
最後に、サンプル写真を掲載しますので、ぜひご参考ください。
▼サンプル写真








※着用スタッフ:177cm 64kg / 普段は『TIGHT FIT CYCLONE』のサイズ36を着用
創立から120年以上続く、英国最古のモーターサイクルジャケットブランド【Lewis Leathers】。
間違いなく、一生もののレザージャケットとして活躍してくれることでしょう。
それでは皆様、自分好みのカスタムオーダーをぜひご検討ください。